福島第一原子力発電所の事故から,4年がたちました.事故後,放射線に対する関心が高くなり,医療被ばくに対しても不安を感じる患者さんからの質問や相談が増えています.放射線に関する専門家である私たちが,放射線に対しての確かな知識とコミュニケーションで,患者さんの不安解消に対応する必要があります.
そこで,放射線防護についての知識を整理し,新たな知見を習得すること,また,それらを活用し,患者さんの不安解消に役立てるためのリスクコミュニケーション技術を磨くことを目的とした放射線防護セミナーを開催します.
日時 :平成27年6月28日(日)10:00〜16:00(受付 9:30〜)
会場 :いわて県民情報交流センター(アイーナ)会議室501
〒020-0045岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7番1号 http://www.aiina.jp/
定員 :50名
参加費 :会員 6,000円 非会員 12,000円
申込期間 :平成27年5月1日(金)〜6月12日(金)
申込先 :参加申込フォーム http://my.formman.com/form/pc/OQJNVqU7yNjr6oX2/
よりお申し込みください.
参考書 :放射線医療技術学叢書(31)「図解放射線防護ミニマム基礎知識」
プログラム:10:00〜10:10 開会挨拶
10:10〜10:50 講演①「放射線防護を考えるための基礎知識」
筑波大学 磯辺 智範
10:50〜11:30 講演②「原発事故の対応と問題点」
福島県立医科大学 大葉 隆
11:30〜12:10 講演③「放射線の人体影響」
セントメディカル・アソシエイツLLC/
国立病院機構名古屋医療センター 広藤 喜章
13:00〜13:40 講演④「小児の被ばくとその対策」
放射線医学総合研究所 島田 義也
13:40〜14:20 講演⑤「被ばく相談に活かすリスクコミュニケーションの基礎知識」
総合病院国保旭中央病院 五十嵐隆元
14:30~15:50 グループディスカッション「患者からの被ばく相談に対する説明」
小グループにわかれて討論 担当:放射線防護部会委員
15:50〜16:00 閉会挨拶
問合先 :総合病院国保旭中央病院 診療技術部放射線科 五十嵐隆元
TEL 0479-63-8111(内線5753) E-mail igarashi@hospital.asahi.chiba.jp
その他 :本セミナーは日本救急撮影技師認定機構認定ポイント対象セミナーで,
2ポイントの認定ポイントが付与されます.
また,本セミナーは日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師認定機構
認定単位対象セミナーで,3単位が付与されます.